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「新人育成に興味ないです」と言っていたメンバーが、最も主体性を発揮するようになった!

2020.08.7

「最初は『新人の育成には興味無いです』と言っていたプロジェクトメンバーもいましたが、結果そう言っていたメンバーが最も主体性を発揮していました。あれもこれも『自分がやります』と言ってくれ、メンバーの『マインド』がかなり引き上がったと感じています。」

■クライアント名
株式会社セプテーニ・クロスゲート (SEPTENI CROSSGATE CO.,LTD,)

■インタビュー
代表取締役 高野真行 様
社長室 組織・人材開発チーム 岩﨑友理子 様

■事業内容
アドネットワーク・プラットフォーム事業

■従業員数
36名(2019年3月末時点)

■インタビュー日時
2020年7月27日

■HP
https://www.cgate.jp/index.html

 

-ENERGIZEと出会う前、御社ではどのような課題を感じていましたか?

岩﨑さん:
人材育成を強化したいと考えていました。
弊社は若手が多く、いま活躍している若手のエース的存在の社員たちもグループ会社に異動になる機会もある中で、
我々の組織としてさらに成長していくためにも、改めて意識して「エース社員を育てていかないと」という思いがありました。

また毎年新卒採用を行なっている中で、今年は特に新人を即戦力にしたいという思いがありました。
しかし、具体的にどう改善すればいいのか、打ち手がわからずもやもやしていました。


高野さん:
メンバーの「後輩を育てる」という事への向き合い方に、ちょっとした課題を感じていました。
我々がセプテーニグループに入社した2006当時は、インターネット市場が急成長している段階で、キャリアについても「成果を挙げて、どんどんチームや部を持っていく」という考えを持つ人が多かったのではないかと思います。
その時は、メンバーのキャリアに「チームを持つ」という事がそもそも含まれていたので、「チームメンバーを育成する」ということに関しては当たり前のことで、動機付けはいらなかった訳です。

しかし、今は、一つ一つの役割に専門性が求められていく時代になっているとともに、キャリアに関する選択肢も増えました
そんな背景から個としての専門性をどんどん磨きたいという考え方が増えていき、「チームを持ちたい」「後輩の育成に関わりたい」という考えが、当たり前では無くなってきたように感じています。

その為、今までみたいに「新人の育成お願いね」というボールの渡し方だと「何故やるのだろう?」という思いが生まれてしまいます。その悩みがある中で「後輩に何を教えるか」を考えるのは非常に大変だと思いますし、後輩にも見透かされてしまいます。そのような中で、新人を早期に戦力化したいということは前提として、先輩社員側の、育成に対する向き合い方に関して、外部の方にもサポートいただきたいと思っていました。

 

-今回のサービスを導入した背景を教えてください。

高野さん:
当初いろいろ情報収集していましたよね?(岩﨑さんへ)

岩﨑さん:
そうですね。
当初は「研修を提供してくれる企業」を探していので、複数の研修会社にもお話しを聞いていたのですが、そこで紹介していただいたのが、ENERGIZEさんでした。
お話を聞いてみたところ、「研修を提案してください」と言ったにも関わらず、ENERGIZEさんだけ違う提案をしてくださいました。

「あれ、研修内容の提案でお願いしていたのに…」と思ったのですが、そのご提案は、もともと私たちが課題に感じていた根本の部分を汲み取ってくれていたもので、とても驚きました。
その時に「言われたことをそのまま持ってくる」のではなく「本質の課題は何か?その上で提案してくださる」というスタンスに感銘を受け、ENERGIZEさんにお願いすることにしました。

また、若いながらに堂々とご提案してくださったご担当の佐々木さんにも感銘を受け、私としても一緒にプロジェクトに取り組みたいと思ったというのもありますし、
今回のプロジェクトは佐々木さんと同じような世代の自社メンバーが関わるプロジェクトだったため、彼らに佐々木さんと接点を持って欲しいという意図もありました。
メンバーには、自分たちの会社内だけでなく、佐々木さんのように社外で活躍している人を見て刺激を受けてほしいと思ったのです。

高野さん:
僕も一緒ですね。数社の企業にご提案をいただきましたが、その中でもENERGIZEさんはオーダーメイドの研修内容でしたし、やっぱり佐々木さんが担当してくださったことが良かったです。
佐々木さんが若いのにしっかりとコンサルティングをやってらっしゃる点や、その人柄に魅力を感じ、今回お願いさせていただきました。

 

「興味が無い」から「私がやります」へ

 

-実際にサービスを導入して、どんな変化がありましたか?

岩﨑さん:
「定量的な変化」は、まだこのプロジェクトも完了したばかりなのでこれからだと思います。
「定性的な変化」としては、このプロジェクトに関わってくれたメンバーの「マインド」がかなり引き上がったと感じています。
特に「後輩を育成する」という事に対して変わったなと思います。終わった時に、こんなにも変わるんだなと驚きがある程でした。

今までの新卒研修は「足元の業務」を先輩が後輩に教えている状態でした。
ですが、このプロジェクトでは「長期的な目線」をメンバーが持つようになっていました。
長期的な目線で「本当に自分達を超えるような、エースとなる新人を育てる」という目標のもと、
「そのためにこのプログラム、本当に必要?」という思考で、今まで実施するのが当たり前だったプログラムを、あえて実施しない意思決定を多々していました。これは今までにない成果だと感じています。

またプロジェクト開始当初は「新人の育成には興味無いです」と言っていたプロジェクトメンバーもいましたが、最終的にはそのようなメンバーが最も主体性を発揮していました。あれもこれも「自分がやります」と言ってくれたり、後輩の接し方も「全てを教える」のではなく「答えを探させる」に変わっていたり、こういった言動からも変化が見えています。

高野さん:
岩﨑が話した変化は、この研修自体が「知識を教える」ではなく「何を教えるか?」から自分達で作りあげていくものになっていたから起こった事だと感じています。
「どんな事を教えたいのか?」「どんな人物になって欲しいのか?」を引き出していただき、そこから自分たちで作り上げたプロセスが、知識だけでなく、プロジェクトメンバーにとってしっかりとした経験になっていると感じました。

 

「外部の人」ではなく「課題を解決するパートナー」としてのENERGIZE

 

-実際に導入してみて、良かった所は何ですか?

高野さん:
アドバイスしすぎないという所が良かったと感じました。
今回あえてアドバイスの回数や内容に制限をかけて、メンバーが自発的に行動するようなサポートをしていただきました。だからこそ「知識」としてだけの研修ではなく「経験」として身についていったのでは無いかなと思っています。

岩﨑さん:
「外部として関わる」のではなくずっと見守っていただき「手厚いサポート」をしていただけたと感じています。
他社のサポートを多く経験している訳では無いですが、メンバー1人1人をしっかり観察していただけたと感じています。
それに加えて自社しか知らない私たちに対して、他社の事例を用いて相対的に私たちの強みに気づかせて頂いたりもしました。これもとてもありがたかったなと感じています。

 

-ENERGIZEと他社との違いは何でしたか?

岩﨑さん:
距離感が良かったと思っています。
過去、コンサルタントの方のサポートにドライな印象を受けたこともありました。関わり方にだいぶ距離があるなと。
今回はしっかりサポートしていただくところはサポートしていただき、手放すところは手放すという適度な距離を保って下さったのが良かったです。

また進め方も良かったと感じています。
振り返りのMTGもして頂き、都度プロジェクトの状態を見てくださいました。
だからこそ何か一つ計画されたものを進め続けるのではなく、私たちの期待に対して、都度調整しながらアプローチをしてくださったのが、とても良かったと感じています。

高野さん:
今まで取り入れた育成研修は、長くても2泊3日の合宿形式など単発のもの多く、今回初めて3ヶ月長い時間をかけてやりました。
長いからといって、ずっと同じ事を進めるのではなく、長いからこそ起こるちょっとしたズレを元に、内容を調整して頂ける所にオーダーメイド感があり他社とは違うと感じました。

また、こういう研修系のものは終わった時が一番良くて、3ヶ月後には熱が冷めているのが多いと感じています。ですがENERGIZEさんはそもそも「終わった地点で一番熱量が高くなる」というのに、ピントを合わせていないと感じました。
それは、当初企業側が期待していた「半年後、1年後に成果を出す人材を育てる」という所に常に向かっているからだと感じています。

 

-このサービスをどんな企業にオススメしたいですか?

岩﨑さん:
50人くらいの規模感の会社で、ステージアップを目指している企業に、ENERGIZEさんは凄くマッチすると感じています。
一人一人をしっかり見てくださるのは勿論、ENERGIZEさんで実証されている事も取り入れてくださるので、同じ規模感、世代感の企業様にオススメです。

高野さん:
「自分の置いている経営課題に迷いがある方」にもオススメだと思います。
意外と組織の課題などをしっかりと把握できている経営者は少ないと思いますし、なんとなくの課題感があってもうまく言語化できないこともあります。
ENERGIZEさんは課題設定から一緒に取り組んでくださり、その上でその課題を解決する為のオリジナルなご提案をしてくださいます。
なので「課題」が不明確な経営者の方でも、課題特定から打ち手までサポートしていただきたい方がいらっしゃれば、ぜひENERGIZEさんへお声がけされてみてはと思います。

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