事業内容 | 労務相談・労務管理支援 労働保険・社会保険手続アウトソーシング 給与計算・助成金アウトソーシング 賃金制度・評価制度コンサルティング 賃金相場統計資料のご提供 業務改善支援 採用支援 |
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従業員数 | 約27名(パート・アルバイト含む) |
インタビュー日時 | 2021年6月 |
HP | https://rimono.co.jp/ |
東京・八王子を拠点として、中小企業を中心に、時代・法令・お客様に調和した労務管理を構築する社労士法人RIMONO Work-Life Design。
VISIONとして「経営者とスタッフがお互いに信頼できる社会を」と掲げ、「次世代の子どもたちに残したい」会社・社会を創る支援を幅広く展開。
今回は「自社の社会的使命をメンバーと共に言語化するプログラム(以下、VISION MAKING PROGRAM)」を行ったご感想を、代表 西重 剛史様に伺いました。
御社の事業内容は何ですか?
労働保険・社会保険を中心としたお手続きや給与計算のアウトソーシングをはじめ、日々の各企業様で発生する労務相談の対応、労務管理の整備、人事制度構築のコンサルティングを中心に行っております。
労務管理については、時代や法令の変化に沿って、常にアップデートしていかなければなりません。それぞれのお客様にフィットするものになるように、オーダーメイドで労務管理を構築するためのご支援をさせて頂くことが当社の強みです。
プログラム導入当初どのような課題を抱えていましたか?
「この会社はなぜ存在しているのか?」「僕たちは何を目指しているのか?」といったVISIONが曖昧になっていました。
当社は、中途採用者ばかりですので、それぞれのスタッフが自身の過去の職業経験や価値観・成功体験を基に判断をしてしまうことで、自社の風土・文化にフィットしていないケースがありました。
どちらかというと「お客様のために何ができるか?」といった視点は少なく、会社からの指示待ちの傾向が強かったように思います。
その結果、「それ私の仕事じゃないので」や「前の担当者から、こうしてと言われたのでその通りにやっています」など、顧客視点ではない発言が聞こえてくることもありました。
しかし、売上という意味では成長していたので、仕事はどんどん増えていきます。
そのような状態のチームで仕事をしていると、優秀な人材が辞めてしまうこともありました。
VISIONを創る前に、社内で大切にしていた言葉はありましたか?
経営理念、ミッション、行動基準がありましたし、社内で大切にしていた格言もありました。
以前は、スタッフ全員にそれらの言葉が書かれた手帳を渡し、朝礼で唱和していたこともありました。
しかし、いざ「うちの経営理念を言ってみて」と言っても、言えるスタッフは残念ながら少なかったです。
また日常の業務において、その言葉たちを基準に、いつも仕事ができているかというと、そうでもなかったように感じます。
どこか「こうあるべき」という模範解答のような理念になってしまっていて、当社らしさや、当社のスタッフが本当にやりたいことが言葉になっているものではありませんでした。
導入した決め手やENERGIZEを選んだ理由はなんでしたか?
元々、当社の顧問先のデザイン会社様からENERGIZEさんをご紹介頂きました。
今回、新しいロゴや会社案内を作る際に、僕が作りたい会社のイメージや想いを文書にまとめてデザイン会社様へお送りしたところ、ENERGIZEさんをご紹介頂きました。
ENERGIZEさん自身が「働きがいのある会社ランキング」でトップを獲られており、そこで働かれている皆様がとてもパワフルかつエネルギッシュであったこともあり、その魅力にひかれて、是非、自社でもやってみたいと思いました。
実際に導入をしてみてどんな成果がありましたか?
大きく2つあります。
1つは、スタッフに大きな変化が起きました。
具体的には、今まで「それ私の仕事じゃないので」「指示をください」と言っていたようなスタッフが、「もっとお客様のためになることがあるのではないか?」「こうしようと思いますがどうですか?」という前向きで建設的な発言をするようになりました。
プログラムの中だけでなく、日常の業務の中でこのような変化が起きたことがとても嬉しかったです。
スタッフそれぞれが前向き・建設的になることでチームとしては劇的にパワーアップができました。
2つ目は、私自身が、経営者としての本業に集中することが出来るようになったことです。
プログラムを通じて、スタッフの想いや意見をじっくり聞きながら、共通のVISIONを創ることができたことでスタッフに対する信頼感が強くなりました。
信頼感が強くなると、「任せる」という行動が起きます。VISIONが出来てからは、今まで必ず自身も参加していた「社員ミーティング」という社内会議に一切参加しなくなりました。
同じVISIONに向かっているという信頼があるからこそ、スタッフも「託された」という責任感が生まれているように感じます。実際に彼らの発案で、よりお客様に価値を届けられる新商品の提供をスタートする予定です。
それらの成果が起きた最大の理由はなんだと思いますか?
言葉の力です。
言葉が人と組織の力を最大化しました。皆で創ったVISIONに対して他のスタッフもワクワクし、退職を検討していたスタッフも戻ってきました。
社内からネガティブなコメントや、会社に対する愚痴・不平・不満が消え、感謝や「もっと力になりたい」と貢献の発言が増えました。
当社でアルバイトをしてくれている大学生が、「社員さん達の���中を見ていたら面白そうだと感じました。私もチャレンジさせてくれませんか?」と入社を希望してくれるようになりました。
「たかがVISION、されどVISION」です。
プログラム全体を通して一番印象に残っていることはなんですか?
VISIONが完成した時です。
皆が心から納得して拍手をして、お互いへの感謝の気持ちを述べた際、メンバー数名が嬉しくて涙していましたし、その他のメンバーも感動していました。
毎回、議論を重ねていく中で、スタッフが「ここまで深く真剣に考えてくれていたのか」と嬉しい驚きの連続であり、当初想定していたゴールを大幅に上回るほどに納得したVISIONを完成することが出来ました。
メンバーの内に秘めた情熱や可能性を感じることが出来たことで、僕自身が勇気を頂き、強く背中を押して頂きました。
外部ファシリテーターの存在意義はなんだと感じますか?
チームの一員として、一緒に伴走して下さる心強いパートナーであると感じました。
議論が停滞してしまった時や、論点が道を外れそうになった時、気持ちが途切れそうになったり、諦めそうになってしまった時に、佐々木さん(担当コンサルタント:佐々木博規)が優しくフォローして下さったり、力強く励ましてくださいました。
また佐々木さんが、失敗を許容できる雰囲気作りをしてくださったお陰で、僕たちは安心して議論をすることができました。
また、これまで自分でもVISIONを考えていたものの、どうもしっくり来ていませんでした。
今思い返せば、「自分が作りたい世界観」が強く、「公共性」「共感性」が欠けていたと感じています。
それもプログラムの中で常に「公共性は?」「共感性は?」「独自性は?」と問いかけられたので思考を引き戻すことができました。
VISION MAKING PROGRAMを他にどんな企業におすすめしたいですか?
「私たちは何のために働いているのか?」という問いに対して、「すぐに回答が出ない」またはチーム内で意見や方向性がバラバラになっている会社様には是非、おすすめしたいと考えています。
ビジョンを創る過程にこそ、最大の価値があると感じておりますので、下記のような想いのある会社様も含めて、是非チャレンジして欲しいと思います。
・人を大切にしたいと考えている会社
・人・組織の可能性を最大化したい会社
・次世代のこどもたちに良い会社を残したいと考えている会社