事業内容 | エバーブランディング事業 D4C事業 エンゲージセンター事業 |
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従業員数 | 約90名(パート・アルバイト含む) |
インタビュー日時 | 2021年5月 |
HP | https://gvn.co.jp/ |
・長く愛され続けるブランドを作る“EVER BRANDING”
・商品開発からプロモーションまでをワンストップで行う“D4C”(Direct for Consumer)
・顧客とのエンゲージメントを高める次代のコールセンターである“ENGAGE CENTER”
の3つの柱を軸として、クライアントの事業をプロデュースする株式会社Grand Vision。
今回は
① トッププロデューサーの能力を分解し、社内のプロデューサーが身につけられるようトレーニングするプログラム(以下、プロデューサープログラム)
② 自社らしい働き方を構築し、働きがいと生産性を高いレベルで両立するコンサルティング(以下、スタイルコンサルティング)
を行ったご感想を
CEO兼エグゼクティブ・プロデューサー 中尾賢一郎 様
CMO兼エグゼクティブ・プロデューサー 宮永秀樹 様
事業プロデュース局プロデューサー 榎津潤也 様
エンゲージセンター長 坂元宏樹 様
の4名に伺いました。
導入時にどんな課題を抱えていましたか?
【中尾様】
1番の課題はノウハウが属人化していたことです。
自分たちのしている仕事はお客様に喜んでいただいてはいるものの、サービスの伝え方が人によって違ったりと事業プロデュースの方法が属人化していました。
そこでどうやって会社としてプロデュースの方法を標準化し高いクオリティを保つか?ということが課題でした。
もちろん自分たちで解決しようとしていましたが、日々の業務に追われて進められていませんでした。
【宮永様】
上記のことに加え、各メンバーがビジネスマンとしての基準をまだまだ上げていけるなと感じていました。
事業プロデュース自体はもちろんですが、クライアントとのコミュニケーションや関係性の築き方などプロフェッショナルとしての基準を会社全体としてどう引き上げられるか?ということを考えていました。
そのためにノウハウやスキルを体系的に学べる仕組みが必要だと思いつつも手をつけられていませんでした。
【坂元様】
会社を離れていく人が多かったです。
また、部署のチーム内でもコミュニケーションが少なく、連携が取れていませんでした。
なのでエンゲージセンターで目標を掲げてもそれが浸透せず、自チームの目標だけを追っている状態でした。
これまで何社かコンサルティング会社にはお手伝いいただいたことがあったのですがなかなかうまくいかず、正直今回もうまくいくのだろうか?という不安はありました。
【榎津様】
クライアントごとにチームが編成されているのですが、メンバーの入れ替わりが多かったので、組織としてノウハウが共有できず属人化していました。
また、ご契約はほとんど社長の中尾が1人でいただいて来ていたので、現場はその仕事を「こなす」という時もあったように感じます。
ご契約をいただいて実際にご支援させていただき結果を出すという一連の流れがあった時に、そこに乗り切れないメンバーもいたように感じていました。
特に中途社員は即戦力として入社しますが、新卒メンバーはそれまで社内で新卒からキャリアを駆け上がった先輩もいなかったので、どう成長していったらいいのか苦労していたと思います。
弊社のコンサルティング導入の決め手は何でしたか?
【中尾様】
初めてお会いした時に「やろう」と思いましたよ(笑)
2回目でお話を聞いて着手できていないノウハウの体系化の部分、まさに足りていないパズルのピースが見つかったという感覚でした。
私も初めは自分たちも大きく括るとコンサルティングの会社なので外部のコンサルを買うということは考えていなかったのですが、これまで会社を経営していく中で様々なことを経験し、「やっぱりお金を払ってプロの意見を聞いたほうがいいな」と思いました。
そこで誰にお願いするのかが重要になりますが、そんな時に現れたのがENERGIZEさんでした。
当初プロデューサープログラム、スタイルコンサルティングにどんなことを期待していましたか?
【坂元様】
プロデューサープログ���ムでは社長の中尾のセールスノウハウをマスターできるようにトレーニングしました。
当時エンゲージセンターでもセールスをしていきたいと考えていたので、その社長のセールススキルをマスターしたいというのが期待でした。
スタイルコンサルティングでは、元々私自身セムコスタイル(ENERGIZEが提供する、自社らしい働き方を構築し働きがいと
生産性を高いレベルで両立する組織を作るメソッド)のようなの考え方が好きだったので、その考え方がメンバーに浸透するといいなと期待していました。
【榎津様】
Grand Visionのプロデューサーとして成長していくために、新卒社員からのキャリアアップイメージが整理された状態で可視化され実際に成長していける仕組みができればいいなと考えていました。
また、スタイルコンサルティングに関しては、当初どんなふうに組織が変わっていくのかイメージが持てていなかったので
「活気が出たらいいな」くらいに漠然と考えていました。
プロデューサープログラムとスタイルコンサルティングによってどんな成果が出ましたか?
【中尾様】
まずはメンバーのみんなが水を得た魚のように主体的に学んでいることです。
また、おかげさまで離職も本当に減りました。半年以上離職者が出ていません。
また、エンゲージセンターに関して、昨年からセンター長が坂元になりましたが、彼のもとで一枚岩になっているなという印象があります。
【宮永様】
参加者の意識が向上したなと思います。
メンバーの話し方がうまくなり、プロデューサーとしてクライアントの前で堂々と話すようになったと思います。
それが目に見える効果としてあります。
また、普通なら手をあげないであろうメンバーたちが「プロデューサーになりたい」と手をあげたことがすごく大きかったです。
【榎津様】
まずスタイルコンサルティングの導入によって、この半年間での離職者が0になりました。
離職率でいえば17%から0%になっています。
プロデューサープログラムではこれまで属人化したノウハウを体系化することがなかったので、中尾のセールスを紐解いたことですごく学びになりました。
トレーニングしていく中でプロデューサーレベル1のメンバーが3人増えましたし、私自身について言えば、これまで中尾がほとんどの売上を作っていたのですが、今回1人でセールスに行き月70万円のご契約をいただくことができました。
また、プログラムとは別になりますが、ENERGIZEさんの仕事の仕方がすごく勉強になりました。
例えば、これまで「数字で成果を残さなければ」という思いがあったので、どうしてもプロジェクトを提案型でリードしてきました。
ですが、ENERGIZEは私たちとディスカッションしながら一緒にプロジェクトの方向性を決めてくれるので、そういうやり方もあるんだと学びました。
それによって私たちの仕事の幅も広がったと感じています。
【坂元様】
スタイルコンサルティングを導入したことでコミュニケーションがすごく活発になりました。
これまでは離職者が出る時も、離職前に私に相談が来ることはありませんでした。
ですが、スタイルコンサルティングを導入して、上司部下間、チーム間でのコミュニケーションが活発になったことで他部署がどんな仕事をしているのか?どんな人が働いているのか?など情報が透明になりすごく仕事がしやすくなったように感じます。
また、スタイルコンサルティングを進める中で、これまでの既存の常識を一度取り払い新しい仕組みを構築する「儲かる仕組みセッション」をやりました。
そこで出た「エンゲージセンターのリモート化」というアイデアを実際に進めていき月額150万円スタートのご契約をいただきました。
年間粗利に換算すると、現状のまま行っても1500万円のインパクトです。
メンバーの方はどんな成長がありましたか?
【宮永様】
まずはクライアントの前で自信を持って話せるようになりました。
また、ビジネスマンとしてクライアントから信頼を得る振る舞いができるようになったメンバーもいます。
エンゲージセンターのメンバーは、目に火がついたように見えました。
彼らがかなり能動的、主体的に動いているように見えています。
ご自身としてはどんな成長がありましたか?
【坂元様】
自分がやっていることに自信がつきました。
セールスで言えば毎週練習していたので、実際のセールスでも自信を持って話せましたし、クライアントとのミーティングや会食の席��も自信を持って話せるようになりました。
【榎津様】
元々、人前で話すことに対して苦手意識があったのですが、体系的にセールスについて学びトレーニングしたことで、スイッチを入れられるようになりました。
私自身まだまだですが、それでも成長したと感じています。
実際はもっとセールスの現場にで経験を積んでいかなければいけないと思うのですが、ぼんやりとですが「こうしたらいいんだ」というゴールが見えました。
プロジェクトを通して印象に残っていることはなんですか?
【中尾様】
一番印象に残っているのは「ピンポン球ゲーム」(ENERGIZEが提供する働きがいある組織を作るための2日間のプログラムである“CHANGE MAKER PROGRAM”の内容の一つで、イノベーションを体感するためのゲーム)です。
ついつい経験が増えると、その中から解決策を探そうとしてしまいますが、今ある仕事の中でも自分たちの常識を捨てて、イノベーションを起こすことができるんじゃないかと気づきました。
また、これはプロジェクトの前なのですが、初めてご提案いただいた時、ENERGIZEさんがGrand Visionの理想像をインタビューしてくださいました。
その時にその話を聞きながらその場で企画書を作り上げていたことです。
我々がいつもお客様にご提案するときは、完璧に作り上げた企画書を持っていくのですが、その場で作り上げるという方法に「こんなやり方もあるんだな」と驚きました��
そういったことを初めてとして、ENERGIZEさんのお仕事に仕方には非常に刺激をもらっています。
【宮永様】
一番印象に残っているので、エンゲージセンターのメンバーの目つきが変わったことです。
エンゲージセンターを大きくしていくに当たって熱量高く進められているのは、今回のトレーニングが大きく寄与したと思っています。
また、ENERGIZEの佐々木さん(担当コンサルタント:佐々木博規)、入澤さん(担当コンサルタント:入澤龍介)、山本さん(担当コンサルタント:山本菫)のインパクトがすごく強かったです。
コンサルティングを受けるに当たって、「お手本がすごすぎた」という感じです(笑)
特に入澤さんが入社半年で2日間のプログラム(CHANGE MAKER PROGRAM)を1人でリードしていたのは衝撃的でした。
【坂元様】
プロデューサープログラムを進める中で一時期、自社が求めるプロデューサー像の型にはまりすぎているなと感じスランプになって「型にはまらなければ良かった」と感じた時期がありました。
そのことを社長の中尾に相談した際に「型通りにやってみて、その結果として個性を出した方がいいという結論にたどり着いたんだから、それは進化だよ」と言ってもらいすごく腑に落ちました。
実際自分の中で練習した型は活きていますし、「しっかりと自信を持って話せて個性的な人っていいな」と思えるようになりました。
もう一つすごく印象的だったのは、入澤さん(担当コンサルタント:入澤龍介)が、当時新卒社員ながら、丸2日間のプログラム(CHANGE MAKER PROGRAM:ENERGIZEが提供する、セムコスタイルの考え方を2日間で学べるプログラム)を1人でリードしていたことです。プログラムをリードするのは初めてとおっしゃっていましたが「こんなに話せるのか」と衝撃を受けました。
その姿を見て「これは年齢や他の色々なものを言い訳にはできないな…」と感じると同時に「育成ってすごく重要だな…」と感じたことを覚えています。
【榎津様】
話し方のトレーニングをするときに「“あなたは私にとって重要な人である”ということが相手に伝わるように接してください」と言われ、全てに共通する重要なことだなと感じました。
クライアントはもちろんですし、社内のメンバーに対する接し方もすごく意識するようになりました。
ENERGIZEに対してはどんな印象がありますか?
【坂元様】
出てくる人出てくる人、皆さんがすごいので驚きました。
また、何かを一方的に教えてくれるという関わり方ではなく、共に作っていく伴走型でサポートしてくれるので、時間が経つにつれてどんどん信頼感が増し本音の悩みも相談できるようになりました。
プロジェクトが終わって欲しくないなと感じています。
【榎津様】
「オフィスによくいる」という印象です。(笑)
お仕事ぶりもそうですけど、すごく素敵な会社さんだなという印象です。
もちろん仕事の準備や大変なこともたくさんあると思うのですが、「素敵な会社」という印象が強いです。
ENERGIZEはどんな企業にオススメですか?
【中尾様】
「社員がイキイキと働いて欲しい」と考えている経営者、経営陣がいる会社です。
一人一人が主体的に考えてイキイキと働く会社にしたい方にはおすすめだと思います。
【宮永様】
スタートアップやベンチャー企業で、分岐点にいる企業です。
そこからさらに会社が伸びるか衰退していくかの分岐点で、社員の主体性を引き出したい、社員にイキイキと働いて欲しい企業におすすめです。
やはり創業から3年ほどすると、一度成長速度が落ちると思います。
そこからさらに会社を伸ばしたいなら、これまでの自分たちのやり方を見つめ直す必要がありますが、その時に対等にパートナーとして話してもらえる、そんな企業だと思います。
【坂元様】
2つあります。
1つは仕組み作りや育成の体系化に困っている会社です。
もう一つはトップダウンだけど、トップダウンから脱したいと考えている会社です。
【榎津様】
ビジョンや大切にしたい理念は言語化できているが、そこへの道筋が見えていない企業にオススメです。
道筋が見えるようなサポートをしてもらえると思います。
今後の展望を教えてください
【中尾様】
まずは真のパートナー企業としてクライアントから必要とされる会社になることです。
そのために一人一人が起業家精神を持った会社にしたいです。
また、組織のあり方として、これまで大企業で安定して企業が主流だったと思います。
しかしコロナもあり働き方が変わってきている中で、これからは新しい組織のあり方が主流になってくると思います。
そんな中で社員がイキイキと働くこれからの働き方を牽引していく企業でありたいなと考えています。
【坂元様】
エンゲージセンターがリモート含めて全国展開することです。
今いるメンバーがコアメンバーになると思うので、そのメンバーと一緒に会社を大きくしていけると嬉しいですね。
【榎津様】
クライアントに対してはこれからもやること自体は変わらないと思うのですが、自社としては、プロデューサー100人、さらにそれを支えるプランナーが体系的に育成できればと思います。
まだまだ道半ばですが、少しでもそこに近づいて行きたいです。