事業内容 | 学校・学習塾への授業コンテンツ・教材の提供 教員研修 学校改革・生徒募集支援 学習塾向け開校・生徒募集支援 保護者向け講演会 |
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売上 | 10億円 |
従業員数 | 67名 |
インタビュー日時 | 2020年7月28日 |
HP | https://www.fc-education.co.jp/ |
「コロナの状況もあり、しっかりと測れるものではないですが、定量的なものでいうと、1000万以上の営業利益のインパクトがすぐに出ました。定性的には『部下が上司に対して前向きなフィードバックをする』ということが起き、コミュニケーションの本質的な改善が見えました」
代表取締役 尾上幸裕
御社の事業内容を教えて下さい。
弊社はグループ会社で、FCEグループとして「RPA事業」「教育事業」「研修事業」など様々なサービスをしています。
私の会社は、その中でも「FCEエデュケーション」という会社で「子供向けの教育事業」を主にやっています。
アメリカから「7つの習慣」を導入し、子供向けの「7つの習慣J」プログラムを16年前に作り、
それを学習塾や私立の学校法人に対して導入をしています。
我々はそのプログラムの導入先に対する支援と、導入先の拡大支援を行っています。
これまでどんな課題を感じていましたか?
一番課題に感じていたのは、会社の成長を考えた時に「自分のキャパシティ以上の会社はできない」と壁を体感しはじめたことがあります。
会社の成長のために、私の器を3倍、4倍と大きくできれば良いですが、そうなるまでにどれだけ時間がかかるのか・・・。
それなら自分が変わるのはもちろん、メンバーに任せる領域を増やしていき、メンバーの器を広げていくことで全体のキャパシティを大きくしなければと感じていました。
そんな時に長年お付き合いのある御社の生嶋代表に今回のプログラムをご提案頂き、
弊社から3人のメンバーに、このプログラムを受けてもらおうと決めました。
実際にサービスを導入してどんな成果が作られましたか?
コロナの状況もあり、しっかりと測れるものではないですが、定量的なものでいうと、営業利益で1000万円以上のインパクトがすぐに出ました。
これはプログラムを通してコーチングを学び、彼らのマネジメント力が上が��たという側面もありますし、皆がコロナの状況下で今の局面を打破していこうとしたという事もあると思います。数値的にはそんな結果がありました。
一番驚いたのは、部下の反応と変化ですね。
実はプログラム終了後、参加した3人のメンバーには内緒でアンケートを取りました。
そうしたら90%以上の人が、研修を受けて「彼らの変化を感じる」と回答していました。
特にコミュニケーションの質や接し方が変わったと言っていて、「マイナスに変わった」と言っている人はいませんでした。
ここまではある程度想定内だったのですが、アンケートの中で彼らに対する要望を聞きました。さらにどう変わって欲しいのか。多くのポジティブな改善提案が上がってきました。おそらくこれまではそのような声が上がってくることはなかったと思います。これって、互いの関係性の変化を表していると感じたのです。
「部下が上司に対して前向きなフィードバックをする」という事自体が、コミュニケーションの本質的な改善が見えたと感じた瞬間でした。
何故他社では無く、ENERGIZEを選んで頂けましたか?
正直な話をすると、他社との比較検討すらもしていません。(笑)
ENERGIZEさんには優秀な人材が多く、そんな人たちがいる会社のサービスだから選んだというのが大きいです。
そもそも質に関しては、御社の生嶋代表とは長年の仲で信頼もあり、このサービスが他社に起こしている成果に関しても聞いていました。さらに、やはり信頼ということに関して言えば、ENERGIZEさん自体が「会社として伸びている」「良い人材が集まっている」というのが全てを物語っていると思います。
いくら良い研修を提案して頂いても、導入して体験してみるまでは、どうなるか分かりません。
しかし、その会社で働いている人がどんな働き方をしているのかを見れば、研修を入れた後の未来も一目瞭然だと思います。
今回、佐々木さんにご提案を頂きましたが、新卒5年目の彼の働きぶりや、他のメンバーの働きぶりを聞く中で、とても成長してきた人たちだという印象を受けました。そもそも新卒採用にとても力を入れている会社でもあるので、優秀な人材が集まっていると思います。
そういう人たちが働く会社のサービスということもあり、一目で決めました。
このサービスの良かった所は何ですか?
まず参加したメンバーが言う限りでは「スキル」だけでは無く「スタンス」と言う部分をサポート頂いた事が、とても大きな影響があったようです。
メンバーが研修を受けて毎回新しい発見を得て、興奮気味に帰ってくる姿を見ていて、その点で私もやって良かったと思う部分がありました。
また「集合型で他社との交流がある」というのも良かったです。今回、メンバーに参加してもらおうと思った要因でもあり、このサービスのポイントでもあると思います。
研修は内輪だけでやると、自社だけのことで完結してしまうので、あまり意味がない��感じていました。
その点、他社もいると、他流試合だからこそ本気になれるというところがあると思います。
研修姿勢も変わり、他社から学ぶことも多くあるので、そこが良い所だと思います。
このサービスをどのような企業や人にお勧めしたいですか?
リーダーになり壁にぶつかっている人、これからリーダーになる人、新しくマネジメントを始める人にはオススメです。
この研修内容を最初に身につけておくと、早い段階で成功体験を得られると思います。
初めて「マネジメント」をやってみて分かりますが、壁にぶつかるとそこから抜けるのが大変です。
またマネジメントに関して変な癖が身につきすぎると、それを取り払うのも大変です。
なので、早い段階でこの研修内容を身につけられると、そういった事がなくなると思います。
またメンバーのアプローチの方法も、最初に「スキル」や「スタンス」を身につけておくことで、新しくマネジメントを始める段階では、すぐにそれらを使えるので、とても大きいと思います。
ベテランになってくると、新しい手法を学び、今までの方法がダメだったと気づいても、中々180°転換するのは難しいと思います。そうすると学んでもアウトプットできない可能性があります。
なので、まだ何もインプットされていない、「これからリーダーになる人」にはとてもオススメですね。
また今回は、実際にコーチングプログラムに参加していただいた、学習塾事業部の
小泉 翔太 様
望月 税 様
西田 有佑 様
の3名の方にもお話を伺いました。
弊社のサービスを導入していただく以前、どんな問題・限界がありましたか?
小泉さん:
メンバーの能力を最大限発揮させられていないのではないかと課題を感じていました。というのも、コーチング研修に参加する前から様々なリーダーシップを研究しておりましたが、やり尽くしたという印象を持っていました。メンバーの能力が開花する手応えは感じてはいましたが、メンバーの才能が本当に発揮されるには至っていない、そんな課題意識を持っていました。
望月さん:
私自身がメンバーの限界を設定していたという問題がありました。
メンバーを率いる中で、リーダーとはこうあるべきだ、メンバーの育成はこのようにすべきだと言う、確立された考え方が私の中にありました。つまり私の理想のリーダー像にメンバーが向かっていくように育成を行っていたんですね。ところが今回のコーチング研修を行なっていく中でそれが問題だと気づくことができました。私がこうあるべきだと決めた理想像、画一的なマネジメントは、自らに追いつくことを目的としていたため、いつの間にかメンバーに限界を与え、才能を発揮する上で蓋をしてしまっていました。
西田さん:
自分のメンバーに対する関わり方がこれ以上良くなることは無いんじゃないか?という限界を感じていました。ですが、研修中にコーチの加治屋さんに言われて、自分の仕事の期限やタスク過多に甘えていたということに気がつきました。結果的には研修の中で様々なフィードバックをもらい、変わることができたと感じています。特に印象的だったのは、加治屋さんに「西田さんが忙しいとか、メンバーにとっては関係ないから」とズバッと言われたことです。その一言が今でも強く記憶に残っていて、私の言動が大きく変わりました。なので、本当にこの研修を受けて良かったと思っています。
この研修を受けてどんな変化がありましたか?
小泉さん:
定性的な部分で言うと、変化があったのは*コンフォートゾーンを意識するようになったことです。
(*コンフォートゾーン:本人が居心地のよいと感じる空間。ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。人間にはコンフォートゾーン、ラーニングゾーン、パニックゾーンがあり、コンフォートゾーン内の活動だけでは成長しないと言われている)
今までの私の、自分の成果に近づけるために、自分が思うやり方でリーダーシップを発揮してきました。ですが、相手をコーチする、つまり導くと言う立場に変わったことにより、「その人のコンフォートゾーンは何なのか?」を常に気にするようになりました。その上でコンフォートゾーンを超えるようなサポートができるようになりました。
あとは、以前よりも人をよく見るようになりましたね。どんなコミュニケーションの取り方をすると、相手が居心地良く過ごせるのかを考えています。その結果、今では以前より話しやすくなったとよく言われています。
定量的な部分で言うと、スーパーバイザーとしての活動で、2ヶ月半で1000万円ほどの営業利益を作ったことです。ここでもコンフォートゾーンを意識することが成功の要因になりました。今までだと無理だよねと言われていた目標に対して、私も感情面では共感していました。ですが「あなたならできる!」とコミュニケーションを取り、相手をコンフォートゾーンから引き出すサポートを行いました。するとメンバーからの��談の質も変わり、問題解決の提案をされることが増えました。
望月さん:
今までは、「スーパーバイザーはこうあるべきだ」と思ってメンバーに接していましたが、メンバー一人一人の長所を見て「この人の才能を最大限引き出すにはどんなサポートができるだろう」という考え方に変わりました。そうすると、今まで見えなかったメンバーの強みも見えてくるようになって、自分自身、メンバーのスキルや姿勢から学ぶことが増えるようになりました。
強みを見るとメンバーも喜んでくれていて、モチベーションも上がるようです。事業部内でレースをしているのですが、私が見ているメンバーがそのレースで1位を取るようになったことも嬉しい変化ですね。
西田さん:
メンバーと業務外で連絡を取るようになりました。きっかけは加治屋さんに研修でコミュニケーションのコツを教えてもらったことです。それを実践したところ、報告・連絡・相談のスピードが上がりましたね。今まではこちらから聞かないと報告がなかったのですが、今では2日に1回は報告が来るようになりました。メンバーも私に相談しやすくなったんだと思います。そこから出た成果は、コーチングでサポートした2人のメンバーが契約をしっかりとってきてくれたことです。メンバーが自分のタスクを抜けもれなくやってくれたりと、嬉しい報告を聞くことも増えました。
実際に弊社のサービスを受けて良かったことはなんですか?
小泉さん:
プログラムが非常に良かったです。今までコミュニケーションの方法をいろいろと勉強をし、それを実践してきましたので、知識については自信がありました。その中で今回の研修を受けたのですが、非常に学ぶことが多く、自分の限界を超えられるようになりました。例えば、今までコンフォートゾーンの話は知っていたのですが、今回の研修でしっかり腹落ちするようになりましたね。ですので、本当の意味で知識を自分のものにして実践することができています。
もう一つは、コーチの加治屋さんが非常に素晴らしかったです。加治屋さんの懐の深さには驚かされました。どうやったらあれだけ嫌味なくフィードバックできるのだろうと。研修を受けながら、加治屋さんの観察に大忙しでした。話すときの間の取り方や、コミュニケーションの雰囲気づくりなどたくさんのことを学ぶことができました。
望月さん:
私も研修プログラムとコーチの加治屋さん、この2点につきます。
研修プログラムに関しましては、毎回気づきがあって本当に楽しかったです。私たちの仕事上、物事の区別に関しては多少なり自信があったのですが、コミュニケーションの取り方の区別に関して学ぶことができ、業務への転用が非常にしやすいなと感じました。気づきをすぐ実行に移せるので成果にも結びつきやすかったです。
あとはやはりコーチの加治屋さんです。加治屋さんのコミュニケーションは、聞いていて心地よい、かつ、曖昧性を残すことなくフィードバックもするので、すごいという印象を持っています。実は加治屋さんをベンチマークしているくらいです。そのくらい加治屋さんは私たちにとって素晴らしいコーチでした。
西田さん:
私も良かったのはコーチの加治屋さんと、あとはwebへの切り替えの早さが素晴らしかったですね。コロナの中で初めてのオンラインでの試みにも関わらず素早く対応していただきましたし、回を重ねるごとにうまくいかないこと、慣れない部分が改善されていき、さすがだなと感じました。その対応の素晴らしさに加治屋さんのプロ意識が随所に垣間見え、そういった改善スピードや、随所のフォロー、ホスピタリティーといったところが信頼につながりました。
弊社のサービスと他社のサービスの違いは何ですか?
小泉さん:
学びで終わらせず、実践をテーマにしている部分は他社と圧倒的に違いました。私はこれまで、個人的に他社のサービスもいくつか受けたことがあるのですが、座学だけのものが多いです。「あとは自分で実践しください」で終わる研修が多い印象です。なので今回受けた研修では、即興で加治屋さんのデモンストレーションが始まった時に、「まじか!」と思いました。おそらくコーチングに対しての知識や経験を10持っている人では実践できなくて、加治屋さんは100や1000の知識と経験をお持ちなのだろうと感じました。そういったサポートがあり、まさに私たちをコーチングの実践まで導いてくださいました。それが圧倒的な違いだと思います。
西田さん:
どんな質問が来るかわからない中で、肯定もせず否定もせず内発的に気づきを与える、そこが他社との違いでした。私は研修のクオリティに非常に敏感なのですが、毎回学びが深まるばかりで、目と耳が離せない研修でした。
このプログラムをどんな企業やどんな人にお勧めしたいですか?
小泉さん:
全てのリーダーにお勧めしたいです。間違いなく1年で投資した費用を回収できるだけのスキルは身につきますし、何よりもメンバー・パートナーの力を発揮させると言う意味では長期にわたって再現可能だと思います。もし対象を絞るとするならば、論理的な人間ほどこの研修を受けたほうがいいと思いました。相手の感情を無視して、論理で攻めて、「成果を出せばいい」と思っているうちは、自分の中で限界がありました。これはおそらく座学だけでは気づけなかった部分で、デモンストレーションや実践を通してフィードバックをいただけたことが非常に大きかったです。
望月さん:
私も全ての人に受けて欲しいのですが、強いて言うと、教育者にこのサービスを受けて欲しいです。教えることに満足してしまうことがあると思いますので、個人の才能を引き伸ばすと言う意味で教育者にぴったりなサービスだと思います。
西田さん:
従業員が1桁から2桁に変わっていく企業に受けて欲しいサービスです。小規模の時は気にしなくてもコミュニケーションがとれてしまう。でも2桁以上の人数をマネジメントにするようになってくると、コミュケーションのバランスであったり、会話の質が非常に重要になってきます。従業員が増えていくことは、会社が成長期にある証拠だと思いますが、このサービスはその成長を加速させることができます。