経営陣2名の意思決定率が100%から20%に減少。 社内コーチが誕生し、メンバーが自分たちで働きがいを高める組織に。 _ CASE _ Energize

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経営陣2名の意思決定率が100%から20%に減少。 社内コーチが誕生し、メンバーが自分たちで働きがいを高める組織に。

自ら学習し、変化し続ける組織にする

経営陣2名の意思決定率が
100%から20%に減少。
社内コーチが誕生し、
メンバーが自分たちで
働きがいを高める組織に。

センドグループ株式会社

センドグループ株式会社 代表取締役CEO 品川 純一 様
センド株式会社 代表取締役 笠井 聡成 様
センドグループ株式会社 大坪 康之 様

事業内容WEBマーケティング事業
ビジネスコンサルティング事業
メディア事業
自社プロダクト事業
従業員数31名(パート・アルバイトを含む)
インタビュー日時2024年5月
HPhttps://www.sen-do.co.jp/

「MAKE LOCAL COOL」をコンセプトに、地域の活性化を目指して活動しているセンド株式会社様。

現在は、WEBを活用した拡大を目指している地域企業様に対して、戦略策定、実行支援をハンズオン型で行うコンサルティングを主力サービスとしており、多くの企業様の売上拡大を実現されています。

今回は「社内コーチ(*1)を育成し、メンバーが自分たちで組織文化を醸成するプログラム(以下:コーチ育成プログラム)」を行ったご感想を、

センドグループ株式会社 代表取締役CEO 品川 純一 様
センド株式会社 代表取締役 笠井 聡成 様
センドグループ株式会社 大坪 康之 様
に伺いました。

*1:社内コーチとは、コーチング・ファシリテーションのスキルを用いて、自社の組織づくりをリード/サポートすることのできるリーダーもしくは、メンバーのこと。

ENERGIZEのコンサルティング導入当初、どのような課題を抱えていましたか?

品川さん
今回のプロジェクトを依頼するまでに、ENERGIZEさんには「組織の働きがいを高め、メンバーの主体性を育むプロジェクト」や「会議のファシリテーターを育成し、会議を変革するプロジェクト」をお願いしてきました。

以前までは、自分たちですべての会議に参加し、大半の意思決定を行っていました。しかし、ENERGIZEさんとのプロジェクトを進めたことによって、今では社内会議で発言する人が増え、意思決定はメンバーが自分たちで行っています。

ただ、同時に懸念していたこともあります。今のメンバーはプログラムを通して成長してきたけれども、新しいメンバーが増える度に同じプログラムをお願いし続けることは、時間面でも、費用面でも非現実的だなと考えていました。

笠井さん
僕自身もこれまでのENERGIZEさんの支援を経て、組織が良くなっていることを感じています。理想の会社を実現に向かって、1人1人が思考して行動する会社になってきたなと。その一方で、「カルチャー形成」というのは企業の根幹部分なので、ゆくゆくは自社でできるようになるべきだとも思っていました。その実現イメージが持てていないという状態でした。

大坪さん
メンバー目線からすると、自分たちで組織のことを考え、行動し、組織が変わり始めたことを実感していました。「組織を良くするために自分たちで何かやるんだ」という気持ちが芽生え始めているタイミングでした。その中で、組織のいいところ/悪いところを経営者と同じ視点で見ている人はメンバー層にはいないことも感じていました。

導入を決定した決め手は何でしたか?

品川さん
当時の自分たちは、「社内課題をENERGIZEさんに相談し、それを解決できるプログラムを提供してもらう」という方法で進めていました。ただ、時間と費用を考慮すると、全てをお願いできるわけではないので、「内部で行うこと」と「外部にお願いすること」を切り分ける必要がありました。

日常的な問題を解決するのは、社内。
専門的な知識が必要なことは、ENERGIZEさん。
そう切り分ける形が理想だろうなと考えていました。

ちょうどそのタイミングで、担当コンサルタント西田さんに役員合宿のサポートをスポットで依頼しようとした際に、直近での日程が合わなかったことから、「社内で完結できることはやはり内製化する必要がある」と強く思うようになりました。その一歩目として、社内のカルチャー形成の内製化をお願いすることにしました。

笠井さん
品川の話に加え、「社内カルチャー形成できる人財の育成をやってくれませんか?」と依頼した際に、担当の西田さんが「はい、絶対に育てます!」と宣言してくれました。また、育成対象者の大坪からも「絶対に成長する!」という覚悟を感じたことが決め手です。これまでも型にはまったサポートではなく、課題感に対して柔軟に対応をしてくれていたので、新しいプロジェクトに対する実績があるかどうかは気になりませんでした。

品川さん
確かに笠井の言う通りかもしれません。担当の西田さんは、どんな依頼に対しても「考えます、やりましょう!」と言ってくれます。それに加え、育成対象者の大坪に「こういうプロジェクトを考えてるんだけど、、、」と相談したときに「やる!やってみたい!」とすぐに言ったことも一つの決め手ですね。二人の姿を見て、ここに時間とリソースを投資しようと決めました。

コンサルティングを導入したことで、どのような成果が出ましたか?

品川さん
一言で言うならば、自分自身がものすごく楽になりました。

それは、「こういうことをやりたい!」と言ったら形にしてくれるメンバーが誕生したからですね。これまでは自分や笠井がリードをして社内の物事を進めていましたが、今ではメンバーに任せられるようになりました。任せた際にも、大坪がリードをしてくれるので物事が進みます。

結果的には、事業サイドは笠井が、組織サイドは大坪が動いてくれています。そのおかげで僕自身はこの4月から大学院に通うことができ、経営者として自分が集中すべきことに集中できるようになりました。

それに加え、定量では成果を表現しにくいですが、メンバー間の会話が大きく変わった感覚があります。「自分たちで進めるんだ」というメンバーが増えました。本質的に成し遂げたいことを考え、必要なリソースをアサインし、成果を出すというコミット量が変わったように感じます。

笠井さん
社内からの大坪の見られ方も明らかに変わりました。「会社を率いている人」として見えているんじゃないですかね。今では「困ったときの大坪さん!」という状態です。

「組織の課題が生まれたときに、誰に相談したらいいか」が明確になりました。自分としても、メンバーから見ても相談できる人がいるという安心感がありますね。その結果、僕自身も「事業を成長させることや、本来自分がすべきこと」に集中できるようになりました。

育成対象者の大坪さんは、どのような変化をしましたか?

品川さん
変化前の印象は、「38歳まではお笑い芸人をしていたおもしろおじさん。極端に言うと心理的安全性が高いだけの人」でした。

変化後の印象は、社内メンバーから信頼されていますし、仕事に対する自信とプライドを感じるようになりました。1年前と比べて、任せている仕事の量は10倍程あるんじゃないかと思います。その状況下で、仕事の質は下がるどころか、むしろ上がっています。

あと、いい意味で仕事にしつこくなりました。プロジェクトの中で、「目的を果たすためには、誰と何を合意すると良いか」という思考を身につけたことで、確認すべきことを確認すべきタイミングで、きちんと確認してくれます。だからこそ安心して任せられますし、僕の考えとのズレも生じにくいので助かっています。

大坪さん
品川の言う通り、仕事の量は10倍になりました。(汗)

笠井さん
正直、品川/笠井の二人だけでは限界を感じていました。今では大坪さんがいることで、メンバーから会社に対する信頼や組織内の心理的安全性も高まったように感じます。

また、過去のキャリアに関係なく、たった一年で劇的に成長ができるという成長ロールモデルにもなりました。そんな大坪の姿を見て、「人って短期間でこんなに成長できるんだ!自分も頑張ろう!」と励みに思ったメンバーも多いんじゃないかと思います。

大坪さん自身は、どのような変化をしましたか?

大坪さん
すごい武器を身につけたという気持ちですし、心から感謝しています。

具体的には、プロジェクトを進める力が身につきました。コーチ育成プロジェクトの中で学んだ、「起こしたいことや目的を明確にする」という考えは、どの事象にも転用できるようになりましたし、真因を見つけることに興味が湧いています。

また、これまでは問題が起こったときに「解決可能か、不可能か」で判断していましたが、今では、「どんな相談がきてもなんとかする」「どんな問題も解決できる」という思考で活動をしています。その経験の積み重ねによって、自信もつきました。

困難やうまくいかないことがある中でも、ENERGIZEとのプロジェクトを継続したのはどうしてですか?

品川さん
大前提として、これまでのサポートに対する信頼があります。

それに加え、実は初めて大坪が全社員の前で話した際に、メンバーからの反応を見て、理想の自分とのギャップに悔しがっていました。その姿を見て、大坪の本気を感じました。そして、その気持ちに対して西田さんが本気で応えようとしてくれていました。二人の姿を見て、これならうまくいくと感じましたし、不安はありませんでした。

大坪にリソースを集中していたこともあり、変化が早かったですね。

笠井さん
全く一緒です!西田さんはやってくれる方だと思っていましたし、大坪の本気を見て、この二人ならやってくれるという確信がありました。

ENERGIZEのどのようなところに価値を感じていますか?

品川さん
過去のサポートも含め、やると言ったことに対して高いクオリティでサポートしてくれるという信用があります。また、ビジネス上の受発注という関係以上に一緒にあがいてくれることからも、担当コンサルタントの西田さんの本気度を感じます。

笠井さん
本気で考えてくれて、「いつでもサポートします」というスタンスを感じます。そのサポートの際に、ENERGIZEの方法に固執せず、柔軟に変更しながらサポートしてくれることも評価しているポイントです。

大坪さんより
自分たちの今のやり方ではなく、ENERGIZEさんのやり方を真似る方が結果が出ると素直に思えました。プロジェクトを進める中では、「ENERGIZEさんに頼ること」と「自分たちでやるべきこと」を明確にしたうえで、自分たちでやるべきことに対してもサポートしてくれます。また、いつでも頼っていいと思えるので心強いですし、助かります。

ENERGIZEを、他にどのような企業におすすめしたいですか?

品川さん
「時代に合わせた経営を行う。そのために変化しよう!」という意志がある会社はマッチすると思います。人的資本経営の時代と言われる中で、従業員を資産として考えたときに、メンバーが活躍する場作り/環境づくりが求められる時代だと考えています。その中で、やりたいという気持ちはあるがどうして良いかわからない、という方はヒントが得られると思います。

笠井さん
現時点でうまくいっているかどうかに関わらず、「会社として今後どうありたいか、どうなりたいか」という理想像が明確にある会社さんにおすすめです。僕らの規模だと会社単位ですが、チーム単位でもいいと思います。

理想像が明確にある組織のリーダーは、現時点とのギャップやさらに伸ばしたいことを常日頃から考えていると思います。その際に、ENERGIZEさんは「どうやって理想像を実現するか」を一緒に考えてくれるので、サポート役としてご一緒すると良いと思います。

大坪さん
組織・事業・人のいずれかに対する課題感を持ってさえいれば、ヒアリングから行ってくれます。そのため、一度話を聞いてみると良いかと思います。

担当コンサルタントより一言

品川さん、笠井さん、大坪さん
インタビューをさせていただきありがとうございました。

プロジェクトをご一緒する中で最も印象的だったことは「リーダーの二人が本気で信頼して、任せてくださる」ということでした。そして、育成対象者であった大坪さんの本気に呼応するように、僕のコミットメントとエネルギーが高まりました。また、経験や年次に関係なく、常に対等な立場でお仕事をさせていただけることに心より感謝しております。

いつも本当にありがとうございます。