魅了的なビジョンを掲げる

経営者としての軸ができ、ブレることがなくなりました!

2022.06.10

■クライアント名
シコー株式会社

■インタビュー
代表取締役社長 白石 忠臣 様

■事業内容
大型紙袋/PE重包装袋/プラスチックダンボール/各種産業用包装資材 製造・販売

■従業員数
196名

■インタビュー日時
2022年3月

■HP
http://www.siko.co.jp/

「感動の共有」という理念を掲げ、仕事を前向きに楽しむ「オモロイ」社風をもつシコー。
産業用包装容器(クラフト重包装袋・ダンボール・プラスチックダンボール・PE重包装袋 等)の安定供給を使命に70年を超える歴史を積み重ねてきました。

今回は「自社の社会的使命をメンバーと共に言語化するプログラム
(以下、VISION MAKING PROGRAM)」をご一緒したご感想を、
代表取締役社長 白石 忠臣 様に伺いました。

– 導入当初、どんな課題を抱えていましたか?

父親が社長から会長となり、「次は私が社長になるぞ」という中で、
父親は40年ずっと経営をやってきたので、
たぶん自分の色を出していく必要があるなというのがありました。

とはいえ、当然父親のことは尊敬していたので、
今までの流れを大事にしつつ、
そこに何か少し自分らしさを入れていきたいという想いがありました。

そこで、以前から気になっていた会社の経営理念にメスを入れたいなと。
もともとの「感動の共有」という経営理念は好きでしたが、
少し抽象的であると感じていたため、
VISIONであれば、誰が見ても共通した認識を持てるものが作れるのではないかと思い
導入を決めました。

– なぜENERGIZEを選びましたか?期待していたことは何ですか?

まずはじめに、以前江上さんのセミナーに参加した際に
VISIONに対する考え方に感銘を受けました。
加えて、ENERGIZEさんであれば、「白石と作る」ではなく、
「みんなで作る」というプロセスを踏んでいただけるのではと思っていました。

このプロセスを踏むことがよりシコーらしさに繋がると感じていたことと、
みんなで作ることによって、自分では出せないようなアイデアが出てくる、
さらには社員のVISIONに対する所有感も生まれると考え、
ENERGIZEさんのお願いすることを決めました。

このような経緯から実際にプロジェクトを始める際は、
役員からベテラン、若手、工場のオペレーター等、
あらゆるカテゴリからメンバーを集めました。
今までのシコーの社内プロジェクトではあまりなかった取り組みですね。

– コンサルティングを導入して、どんな成果が出ましたか?

まずは、自身の経営判断の軸ができて迷わなくなりました。
また、何かうまくいかないことがあった時に
「うちの大事にしている考え方はこうだよね」といった上で説明できるようになりました。

議論をする際、VISIONに紐つけて説明できるようになったことで、
メンバーも理解しやすくなったように感じてます。
これまではその時その時で違う言葉を選んでいたかもしれないですが、
VISIONやVALUESができてからは
それらと照らし合わせた会話ができ、一貫性が生まれましたね。

– プロジェクトを進めていく中で、メンバーの成長や変化は何がありましたか?

メンバー主体でVISION浸透プロジェクトが発足されたことです。
VISION MAKING PROGRAMに参加していたメンバーを中心に、
参加していないメンバーも巻き込んで、
VISIONを浸透させるにはどうしたらいいかを考えることができるようになりました。

例えば、ハンドブック作成やデジタル社内報の活用など、
私抜きで進めてくれているのは非常にいい変化だと感じていますね。

また、VISION MAKING PROGRAMをきっかけに、
社員が「シコーをいい会社にする」ということに興味を持ってくれるようになったと感じています。
例えば、実務に加えて採用にも積極的に関わってくれることや、若手の育成など。
こういう人が増えていくことでもっと良い会社になっていくんじゃないかなと思っています。

さらには、参加していたメンバーの直属の上司から、
VISION MAKING PROGRAMに参加して、非常に積極性が増した、
なんでも気持ちよく進んで取り組んでくれるようになったとも聞いています。

– プロジェクト全体を通して一番印象に残っていることはなんですか?

やっぱりENERGIZEさんがプロジェクトをうまいことまとめてくれたなということですね。
メンバー間でのディスカッションを尊重し、途中で遮るということは絶対しなかったにも関わらず、結果オンタイムでまとめきれた。
これがプロジェクトメンバーの雰囲気作りに大きく寄与していたと感じてます。

また、色んなメンバーが参加してくれたことで、
絶対自分ひとりで考えては出ないような言葉が出てきたことですね。
具体的にいうと、VISIONの副題の「作りやすく」という部分。
「お客様や世の中も大事ですけど、
自分たち自身を大切にする気持ちもないとだめじゃないですか?」
というメンバーの意見に対して、これは私の発想にはなかったなと。

本当に素敵な言葉だなと思っています。

– 実際に導入してみて、良かったことはなんですか?

学生さんに話したときの食いつきがいいですね。
私自身も「うちには素晴らしいVISIONがあります」と
迷いなく伝えられているんでしょうね。
これは一緒に作った感覚があり、かつ、本当に腹落ちしているからだと思います。

– コンサルティングを、他にどんな企業におすすめしたいですか?

特に、オーナー系の家業で代替わりしたい企業ですね。
諸先輩の作り上げてきた大事なものは残しながら、
新しい世代の価値観や目指すべきものを吹き込むということに
私は適していると思っています。

自社の良さを知ろうと思ったら、おそらく会社のいろいろなメンバーの意見を聞いたり、
外部の方からの良い質問がないとなかなか気づけないような気がしますので、
そういう意味での価値もあるのではないでしょうか。 

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