社員主導で自社らしい最高のVISIONができました _ CASE _ Energize

CASE

社員主導で自社らしい最高のVISIONができました

魅了的なビジョンを掲げる

社員主導で自社らしい
最高のVISIONができました

株式会社西鶴

代表取締役社長 山本一郎 様

事業内容霊園事業
従業員数27名
インタビュー日時2025年4月
HPhttps://e-saikaku.co.jp/

霊園業界に新たな風を吹き込む株式会社西鶴(さいかく)様。

大阪を中心に、「ハピネスパーク」や「千年オリーブの森」など、明るく温もりのある霊園を展開しており、今までの霊園の常識を変える新しい価値を提供し続けています。創業から受け継がれてきた「お客様に感動を届ける」姿勢は、霊園の設計や接客、供養のあり方にまで深く息づいており、今では年間1,000組をこえるご家族が訪れる“想いをつなぐ場所”として、地域から大きな信頼を集めています。

今回は、そんな西鶴様とともに「自社の社会的使命をメンバーと共に言語化するプログラム(以下、VISION MAKING PROGRAM)」を実施させていただき、そのご感想を代表取締役の山本一郎様に伺いました。

VISION MAKINGを導入された背景にはどのような理由がありましたか?

前のビジョンを作ったのは、霊園もまだ1カ所で従業員が数人の頃でした。規模も役割も、今とはまるで違っていました。それから人が増え、事業が広がり、日々の判断のスピードも求められるようになってきてそろそろ、“組織の軸”を見直すタイミングだと感じていました。”文化を創る”のが経営者の役割だとすれば、 その文化の中心になる“共通言語”が必要だと思っていました。

そんな時にたまたま、ENERGIZEさんの話を聞く機会がありました。その中での彼らの仕事への向き合い方の丁寧さと誠実さが伝わってきて、この会社とならとてもうまくいく未来が見えたのでENERGIZEさんにお願いをしました。

実際に導入してみてどのような価値がありましたか?

大きく価値を感じた部分は2つです。

1つ目は社員を巻き込みながら作ることができたという点です。

以前はビジョンも行動指針も、自分が考えてそれを伝える形でした。それでもいいのですが、組織が大きくなるとどうしてもそれだけだとメンバー全員が共通の想いを持つことは難しいと感じていました。今回のVISION MAKINGでは合計12人がミーティングに参加してVISIONを作成しました。その中でメンバーがどのような想いで働いているのか?何を大切にしているのか?を聞くことができたのがとてもよかったです。すごく印象的だったのは、 メンバーの誰一人として、大きく価値観がズレていなかったことです。これはすごく嬉しくて「しっかりと私の想いが伝わっていた」と実感することができました。

2つ目はメンバーへの浸透やこれからの拡張が確信できたことです。

大きく組織の価値観が変わったということはないのですが、これまで全員が大切にしていた共通の価値観を今回のVISION MAKINGを通して言語化することができました。それによって会社のブレない軸ができたので、今後メンバーが増え霊園が拡張した際も誰もが共通の価値観の中で仕事ができるだろうと確信が持てたことは大きな価値でした。

VISION MAKINGの中で特に印象に残っていることはなんですか?

コンセプトが決まった時です。

「世界中のアイデアで溢れる霊園」

というコンセプトを決めたのですが、これを決めた時に今までやってきたことと、やりたいことがつながりこれからもこの方向でやっていけばいいんだという確信が持てました。これから新しく霊園を拡張していく際もこのコンセプトがあることで、今まで以上にメンバーとともに新しいアイデアを出したり、今までにはない価値を生み出せたりするのではないかと思っています。

ENERGIZEに対してどんな評価がありますか?

プロジェクトとしてものすごく完成されているなと思いました。思考を制限しないように、とはいえしっかりと収束するように毎回のミーティングを作ってくださいました。こちらの期待も毎回しっかりとキャッチアップしてくれて、それを反映させながら毎回丁寧に仕事を進めてくれるのでとても信頼して進めることができました。

そして毎回メンバーへの問いかけが本質を突いていて、「考えさせられる問い」があるから、しっかりと考えざるを得ない。 そういう環境をつくってくれる存在でした。

どのような会社にVISION MAKINGを勧めたいですか?

人に悩んでいる企業や自分たちで文化を育てたいという企業に勧めたいです。人が増えている、または定着率が低くなっている会社はとても合うと思っています。コンプライアンスや管理体制が強まっている中で、やりたいことができなくなっていたり、仕事が無難になっていたりと、メンバーがこのままでいいのだろうかという不安を感じていることが多くなっていると感じています。だからこそそういう会社には、本質が何なのかを考えさせてくれるこのような会社に手伝ってもらい、目指すべきVISIONを考える必要があるんじゃないかと思います。

ただ“VISIONを誰かに作ってもらうもの”と捉えている会社には、正直向かないと思います。「自分たちで、自分たちの文化を育てたい」と思っている経営者には、 ENERGIZEさんの問いかけや伴走してくれるスタイルはものすごく合うと思います。

※写真提供:下村一喜